息
息を吸いすぎてると緩まなくなる
吐いて、気がつけば空気が入ってる
そんなふうに呼吸する方がよいのだそうだ。
…
昔から家事をするのが怖かった
辛いことをしなければならなくて
怖かったのだ。
私が病気でいたいのは、
家事から逃げていたいからなのだろうか。
こうして毎日何もせずに
まわりにうず高く巣の材料をめぐらせて
家事をすることは、生きることだと思う。
家事をしない男の人は、どれだけ仕事して、偉そうにしていても、生きることをしていないのにと思って見ている。
生きることをしていないから、尊敬されない。
だから偉そうにするしか自分を誇示できないかわいそうな人達だ。
なんてこと、思ったり思わなかったりするけど
こうして生きることから逃げてる私も、なかなかどうしてくだらない。
私が男だったら、家事など忘れて、誰かに押し付けて
お金をもらえる仕事をし続けるだろう
世の中の仕事の多くは、生かしたり育てたりするより
破壊したり殺したりする方が断然多いと思う
その方がお金を多くもらえる不思議。
プロジェクトや部下、育てるなんて言い方もする
開発の大きな案件ほど、社会的には評価されるけれど
使う材料、潰した自然を考えれば、たくさんのものを壊している
この育てるという言い方は、自己欺瞞だ。
私たちの生活は
けっこう自然を搾取してる
都市とは古い昔からそういうもの
言い訳のように
自然環境ボランティアをする
わかっているのだろうか
本当の罪深さを
皆で渡れば怖くないをずーと繰り返してるだけだということを
もういい加減いやなんだ
何をしても
誰かを搾取することに
搾取するシステムに組み込まれていること自体に
ごまかしてわかったような人格でいるより
大量消費して反省しない人格の方がよっぽど正直者だ
私にはこの社会のおこぼれをもらいながら
不正直に生きる道しか残されていないのだろうか。
それとも土地や資材を使わないで、環境負荷を大幅にカットしていくようなチャレンジが、出来るようになるのだろうか。
…
今日は、知らないおじさんに顔を覗き込まれた。
視線を感じて目を上げたら目が合った。
その前から、近くでこちらの様子を伺ってる気配がしていて
こっちはただ本を読んでるだけだというのに
ここは静かに本を読む場所というのに
気持ち悪かったので
つい、目が合った瞬間に本能的に睨み返してた。
そしておまけに舌打ちしてしまった。
無意識だから怖い
ヤンキー根性?
どれだけ理性的に見えても
生まれ育った環境はしみついてる
地獄みたいなところから
綺麗な世界に抜け出せたと思ったのにね
…
兎にも角にも
誰にも寄り添ってもらえなくとも
孤独であろうとも
今は休む
自分がOKだせるまで
本当の自分に向き合う
ただただ誠実に生きたい
ごまかすのはもういやなんだ