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未来

さきほどのこと。

録画していたMIB3を観た。

 

嗚咽してしまった。自分でも何で泣いているのかわからなかった。

 

グリフィンという、5次元の意識を持つ異星人。

過去に、未来に、現在に、同時に存在する。

 

彼は、可能性がつながりあって現在が起こっていることを見ている。

 

未来は複数のパターンを可能性として保持し、どれが起こるかはわからない。

グリフィンはそれを想定にいれながら行動を決めていく。

 

不正確かもしれないが、こんな台詞をいう。

あるメジャー選手について。

彼の両親がその晩、ワインを飲んでいれば、彼は女の子として誕生し、クララと名付けられ、タイピストになっていた。

また他の選手については、彼の父親はどうしてもフットボールの球が見つけられず、プレゼントは野球道具になった。

そしてそんな彼らの活躍で、低迷していたあるチームは逆転優勝する。

グリフィンはそれらを同時に見、因果を知り、流れの中のハイライトを楽しんでいる。

 

そんなふうな存在になった彼の取り得る姿勢は、かなり受容的だ。

しかし、彼も現実に介入もする。

けれど、その影響の限界もわかっている。

だから無駄なことはしない。

誰かから、一緒に来てほしいと言われても、もうできることはないと断る。

 

彼は勇気にあふれているわけでもない、未来を見ることが怖いともいう。

どちらかというと臆病だろう。

けれど、なすべきことを適切になすだけの行動力はあるのだ。

 

私はグリフィンに、ゆだねた者のあり方を見た。

 

工夫や話し合いなんてものではこれ以上どうにもならない絶望的な状態でも

手放すことで不思議な変化が起こる。

 

私の体は、いつも気がつくと引き攣れたように力が入っている。

息を吐き、多くの内臓がある腹部のスペースを確保する。

どれだけ力が入った生き方をしているかをさとる。

自分を縛り上げ、窮屈なところに閉じ込めているかをさとる。

 

それらのことと、私の嗚咽とを結び合わせてみると

グリフィンのような生き方を私は無意識に知っているのかもしれない

そして今、自分の中に押し込められた感情が、解放を求めて浮上してきた・・・

 

わかるようなわからないような

ただ、ずいぶん昔から自分を突き動かしているものだ

ということだけはわかっている。