うつと自炊
集中力がなくなると、野菜を切るのが難しくなる。
元気な時は、大して何も考えずにやっているつもりだったが、
案外負担が大きい。
野菜はただ切ればいいというものではない。
買ってきた野菜の形や大きさを見て、使う量を決め、皮をむき、
傷んでいる部分があれば、それを取り除く。
火の通り加減や調理法、他の具材との兼ね合い、調理順を考えながら、
出来上がり時の食感、一口で食べられるかも考えて、適切な厚み、長さに切る。
半分残るような時は、日持ちがしなくなるので
余った分を冷蔵庫に仕舞いながら、記憶する。
これだけでも疲れてしまう。
それと、ガスでの調理。
ガスの場合は、じっと見守ることになる。集中力が続かないわけで、数分が限度だ。
調味にしても、材料の量と調理方法などを考えて
下味と中間と仕上げのたし引きは計算だ。
まじで辛い。
ということで、色々試した。
忘れてしまわないように書いておこうと思う。
なお、洗い物も辛いので、食器は紙皿と割り箸。
最近は、サトウキビの搾りかすで作られたものがあって、
そちらの方が強度があってよい。
入り数は少ない分高くなるが、紙皿では染みてしまうことがある。
テーブルを拭いたりなど、余計な手間がかかるのは疲れる。
ティッシュでは拭き取るのに何枚もかかる。ペーパータオルでもいいが、
ペーパーナプキンを敷いて食事し、使い捨てるのが合っているようだ。
<食器>30枚を目安に買った。
・割り箸(花がらの袋入り)
・紙コップ(黄色のボーダー)
・大きめの皿(搾りかす製)
・どんぶり型の器(搾りかす製)
・紙皿18cm(汁気が漏れることもある)
・ペーパーナプキン(ランチョンマット代わり。水玉模様。)
100均の商品はカラフルなのも多くて、買った物だけ見ると
ピクニックの買い出しでもしている気分になった。
悲しい気持ちにならなくてよいし、レジでいぶかしがられずに済む。
気にしなくなれればいいけど、今は出来ない。無用に自分を責めなくて済む。
<調理道具>
・調理バサミ
・電子レンジ(解凍、温め直し、うどん茹でるなど)
・ラップ
・ジップロックコンテナ大
・炊飯器(炊飯、調理)
体調が良ければ、包丁もいい。紙皿をまな板がわりにすれば、洗い物も増えない。
電気ケトルも便利。
<食材>
基本は、切ってある食材を手にいれること。
野菜はスーパーで調理パックになっているものや、冷凍食品の野菜などもある。
ブロッコリーは調理バサミで切れるし、栄養価もいい。
肉もできるだけ切ってあるもの。もしくは、調理バサミで切ることも出来る。
鶏肉の缶詰も使える。
サラダは、コンビニなどで売ってあるキャベツの千切りやレタス。
大根なども入ってあるものはとてもいいと思う。バラエティは必要だ。
それと、プチトマトをスーパーで買っておく。
豆腐や納豆は小分けになっているものにする。
ご飯は炊いて冷凍しておいてもいいし、それも億劫なら一日一日炊くことを繰り返す。
本当にひどい時のためにパックご飯も買っておく。
心がけているのは、まんべんなく食べること。
タンパク質(肉、大豆):緑黄色野菜:淡色野菜:炭水化物。
体の材料となるタンパク質はとても大事。
<調理>
加熱調理は炊飯器だ。
レンジや魚焼きグリル(自動消火付き)もいいが、見ていないと心もとない。
炊飯器は入れて放っておける。これは大きい。
どうしても蒸し物、煮物系になるので、いまいちだったが
釜に油をひいて肉を入れれば焼けることがわかった。
唐揚げ用に切られた鶏肉に塩で下味をつけ、
オリーブオイルとにんにくを先に入れて、皮を下にして加熱。
フライパンで焼くより皮が厚くパリパリになった。
ただ、出来るだけ油や肉を使わない方が、洗い物は楽だ。
魚焼きグリルにアルミホイルをひいて肉を焼けば、洗い物は出ない。
どれくらい洗い物が出来るかによって調理を変えてもいい。
魚焼きグリルでは、アルミホイルにオーブンシートを重ね、
中に食材を入れて蒸し焼きにすることも出来る。
直火では焦げるキャベツやブロッコリーなどの調理に適している。